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会社ホームページに海外クラウドは必要?国産サーバーとの違いと保守管理の考え方

クライアントからセキュリティーの都合上海外サーバー指定でと言われ、営業担当者が公開情報に情報漏洩の理屈があるのか疑問に感じているイメージイラスト

クライアントの思い込みや先入観を整理して目的に合ったサーバー選びをする

クライアント

クライアント

セキュリティーの都合で、会社のホームページはAWSのような海外クラウドでお願いしたいです。

弊社営業マン

弊社営業マン

セキュリティーを重視されている点は、とても大切ですが、ここで一度整理したいのは「海外サーバーだから安全安心!」「国産サーバーだから危険で不安!」というのは偏見という点です。
会社案内やサービス紹介が中心のホームページであれば、必要な機能、毎月の維持費、保守のしやすさまで含めて判断した場合、国産サーバーの方がお勧めです。

クライアント

クライアント

でも、有名な海外クラウドを使っておけば、不正アクセスや情報漏洩にも強いのではありませんか?

弊社営業マン

弊社営業マン

海外クラウドが高機能なのは確かです。
アクセス急増に合わせた自動拡張機能、機械学習、大規模データ分析など、さまざまな高度なサービスが用意されているのが大抵です。
ただし、一般的な会社ホームページでそのような機能をすべて使うようなケースはまずありません。高機能なサーバーだからサイトを安全に運用できることは別の問題です。

クライアント

クライアント

そのような説明やお話を聞くと、やはり海外クラウドの方が安心ではありませんか?
会社情報やサービス内容を公開する場合でも、できるだけ強い環境、要はセキュリティーを重視した環境に置いた方がよい気がします。

弊社営業マン

弊社営業マン

ここで一度、「守るべき情報」と「公開するための情報」を分けて考える必要があります。
まず、企業のホームページというのはその会社の企業理念やビジネス内容が見る人に伝えなくていけないのに、そこに『セキュリティー』という情報漏洩を気にする姿勢に矛盾点を感じます。
会社ホームページは、新たな顧客との接点を作り、集客につなげるための公開情報です。
逆に、公開するための会社案内ページまで「外から見えにくくする」「過剰なクラウド構成にする」ことが、必ずしも安全性や集客力の向上につながるとは限りません。
もちろん、お問い合わせフォームの入力内容や送信内容などを守ることは必須です。

クライアント

クライアント

つまり、ホームページは見てもらうための情報と、守るべき情報を分けて考えた方がよいのですね。

弊社営業マン

弊社営業マン

その通りです。
公開情報を届けるためのホームページに、非公開システムと同じ感覚で過剰な構成を求めると、目的と手段がズレてしまうことがあります。
大切なのは、公開情報は分かりやすく届け、管理画面などのバックグラウンド側の箇所を適切に保護することです。

クライアント

クライアント

でも、機械学習のような高度な機能は、海外サーバーでないと使えないのではありませんか?

弊社営業マン

弊社営業マン

ここは誤解されやすいところです。
日本のサーバー会社が劣っている、という話ではありません。
「海外サービスだから優等生!」「日本のサーバーだから劣等生!」という見方は危険です。
むしろ一般的な会社ホームページや店舗サイトにとっては、海外クラウドの多機能さが「宝の持ち腐れ」や「余計な出費」になることがあります。
機械学習、画像解析、音声認識、大規模データ分析などの機能が用意されていても、それらを実際に設計し、組み合わせ、継続的に運用できる人材が社内にいなければ、有効活用することは出来ません。
さらに、AWSなどのクラウドで機械学習サービスや高性能な計算環境を使えば、基本的には使った分だけ別途料金が発生します。「機能が用意されている」ことと、「追加費用なしで自由に使える」ことは別の話です。
小規模な検証や社内での分析であれば、海外サーバーを使わなくても、手元のパソコンや会社内のパソコンで対応できる場合があります。
大切なのは、海外サーバーか国産サーバーかという印象だけで判断することではありません。自社のサイトに必要な機能や目的に合った環境を選ぶことです。
一般的な会社案内サイトであれば、国産レンタルサーバーで十分に実用的な場合があります。

社内ポータルや情報共有サイトなら、国産VPSで柔軟に構築できる場合があります

クライアント

クライアント

では、会社案内や店舗サイトのような普通のホームページなら、国産レンタルサーバーでも十分なのでしょうか?
社内向けのお知らせページや情報共有サイトを作る場合は海外サーバーですか?

弊社営業マン

弊社営業マン

一方で、社内ポータルサイト、社員向けのお知らせページ、簡単な情報共有サイトなどは、ログイン管理や権限設定、バックアップ、IP制限などを考える必要があります。
そのような場合に候補になるのが、VPSという国産レンタルサーバーです。VPSはホームページ専用のレンタルサーバーとは違い、プログラマーがサーバーOSのインストールからウェブアプリケーションの作成までを行い、クライアントの用途に合わせたシステムを構築・作成します。

クライアント

クライアント

では、普段、私たちが使用しているホームページのサーバーと社内システムのサーバーは別物ですか?

弊社営業マン

弊社営業マン

はい、そうなります。
一般的なレンタルサーバーは、あらかじめ用意された環境を借りて使うイメージです。
WordPressを設置したり、メールを使ったりするには便利ですが、サーバーの細かい設定までは自由に変更できないことがあります。
一方、VPSはサーバー本体を丸ごと1台借りる形になります。OS、プログラミング言語、データベース、セキュリティー設定などを調整できるため、自由度が高くなりますが、専門知識も必要になります。
VPSこそ、ターミナル画面を開いて設定したり、プログラマーやハッカーが登場するような場面で使われるものです。
つまり、社内ポータルや情報共有サイトのように、ログイン管理、IP制限などを細かく調整したい場合に向いています。
一方で、海外クラウドは、オートスケール、ロードバランサー、外部データベース、CDNなど、大規模アクセスや複数サーバー構成を前提にした選択肢が豊富です。
ただし、ロードバランサーや自動スケールが必要になるようなサイトは、一般的な会社ホームページではかなり限られます。

サーバーやサイトの安全性は、サービス名よりも日々の保守管理で決まります

クライアント

クライアント

つまり、サーバーのブランドよりも、公開後にきちんと保守されているかが重要なのですね?

弊社営業マン

弊社営業マン

その通りです。
どれほど有名なサーバーやクラウドサービスを使っていても、サーバー本体の設定・アップデートが不十分で、WordPressやプラグインの保守管理ができていなければ、不正アクセスを防ぐことはできません。
サーバーのブランドだけで安全になるわけではなく、日々の設定確認と保守運用があって初めて安全性が保たれます。

弊社営業マン

弊社営業マン

たとえば、サーバーの保守管理というのは、下のイラストのようにターミナル画面を開き、コマンドを入力して、サーバーの状態確認や更新作業を行うような世界です。
ターミナル画面でサーバー更新コマンドを実行し、日々の保守管理を行うイメージイラスト
つまり、海外サーバーを選ぶか国産サーバーを選ぶか以前に、このような保守作業を誰が行うのかを決めておく必要があります。

クライアント

クライアント

これでは、本当にハッカーのような世界ですね。
プログラミングをしたことがない人には、何をしているのか理解するのも難しそうですし、このようなシーンをみると「セキュリティー」という言葉が記憶に焼き付いてしまいそうです。

弊社営業マン

弊社営業マン

その感覚は自然です。何も知らない人が見ればパフォーマンスの世界に見えてしまいます。
VPSやクラウドサーバーの管理は、ホームページの文章を更新する作業とは違い、サーバーの中身を直接操作する専門的な作業になります。
だからこそ、サーバーを高機能にすることよりも、誰が管理し、誰が更新し、誰がトラブル時に対応するのかを決めておくことが重要です。
逆に作ったは良いものの後々のメンテナンスの事を考慮しないで作成して、無防備サイトになっている事例も多々あります。

クライアント

クライアント

なるほど。
外から見つけてもらうホームページと、外から見つけられてはいけない社内システムでは、考え方が逆になるのですね?
では、情報漏洩やダウンしやすいサイトが「セキュリティーの都合上・・・・」という話を誘発するのでしょうか?

弊社営業マン

弊社営業マン

はい。ここでも先ほどの「守るべき情報」と「公開するための情報」を分けて考える必要があります。
一般的な会社ホームページは、新たな顧客に見つけてもらい、会社情報やサービス内容を届けるための公開情報が中心です。そのため、SEO対策を行い、検索結果に表示されやすくすることが大切です。
一方で、社内ポータルや情報共有サイトは、公開するための情報ではなく、限られた人だけが利用する情報です。つまり、外から見つけてもらうのではなく、検索してもヒットしないようにする、外部から見つけにくくする、必要な人だけがアクセスできるようにすることが重要になります。
ここに、先ほどの「セキュリティーの都合上」の矛盾点があります。
内容をよく確認しないまま「有名だから」「海外サーバーだから」という理由だけで選び続けると、不必要に無駄な出費の支払いに追われ、今度は経費削減のために国産サーバーの移転の工事費用が発生する事態になってしまうこともあります。

海外サーバーが向いているケースもあります

クライアント

クライアント

では、海外サーバーは使わない方がよい、という話なのでしょうか?

弊社営業マン

弊社営業マン

いいえ。海外サーバーそのものが悪い訳ではありません。
大規模なECサイト、社内システムとの連携、アクセス急増への対応、複数サーバー構成、細かい権限管理、将来的なシステム拡張などが必要な場合は、海外サーバーを選ぶメリットがあります。
ただし、ロードバランサーやオートスケールのような機能は、海外クラウドだけの特別な機能ではありません。現在では、国内のクラウドサービスでも利用できるものがあります。
ですが、そのような機能を必要とする以前に、そこまでのアクセス数を稼げるサイトに成長させることの方がハードルが高いです。

まとめ:ホームページは、目的に合ったサーバー選びが大切です

クライアント

クライアント

今回の話を整理すると、海外サーバーが悪いのではなく、会社ホームページの目的に対して過剰な構成になっていないかを確認することが大切なのですね。

弊社営業マン

弊社営業マン

はい。
海外サーバーや海外クラウドサービスは高機能で信頼性のある選択肢ですが、すべての会社ホームページに必要な訳ではありません。
小規模な会社サイトや店舗サイトであれば、国産レンタルサーバーやVPSを使い、WordPressの保守・更新・セキュリティー対策をきちんと行うことで、十分に実用的な運用ができる場合があります。

この記事の確認ポイント

1. 一般的な会社ホームページで本当に必要なこと

  • 会社案内やサービス紹介を分かりやすく掲載する
  • 店舗情報、お知らせ、ブログやコラムを更新しやすくする
  • お問い合わせフォームを安全に設置する
  • スマートフォンで見やすく表示する

2. 国産レンタルサーバーと国産VPSを使い分けたいケース

  • 会社案内やサービス紹介が中心なら、国産レンタルサーバーで十分な場合がある
  • 店舗情報やお知らせを掲載したい場合も、まずはレンタルサーバーで検討できる
  • WordPressでブログやコラムを更新したい場合も、レンタルサーバーで運用しやすい
  • 社内ポータルや情報共有サイトは、国産VPSで柔軟に構築できる場合がある
  • 会社ホームページはSEO対策で見つけてもらうことが大切だが、社内システムは逆SEOに近い考え方で、検索しても見つかりにくくする設計が必要になる

3. 会社ホームページで必要な基本対策

  • WordPress本体・テーマ・プラグインを更新する
  • SSL化してHTTPSで表示する
  • 管理画面への不正ログイン対策を行う
  • 改ざんや異常がないか確認する
  • お問い合わせフォームの迷惑送信対策を行う

このような目的であれば、必ずしも大規模な海外クラウド構成が必要になるとは限りません。大切なのは、サイトの目的に合った環境を選び、必要な範囲で保守・セキュリティー対策を続けることです。

弊社営業マン

弊社営業マン

大切なのは、流行や宣伝文句だけで選ぶことではなく、サイトの目的、集客導線、更新頻度、必要なセキュリティー、毎月の維持費を整理したうえで判断することです。
また、海外サービスの多くはドル建て料金や為替の影響を受ける場合があります。
内容をよく確認しないまま「有名だから」「海外サーバーだから」という理由だけで選び続けると、不必要に無駄な出費の支払いに追われ、今度は国産サーバーの移転の工事費用が発生する事態になってしまうこともあります。


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